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大雪山病 ①

2016, Jun 11th

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雨の日の多い最近です。
いよいよ、明日から、しばらく休みなしの夏山本格インとなります。
その前に、滑り収めに行こうと決めた今日も、、風と雨で、、町ステイ。
なので、ずっと気になっていた、東川町役場内の大雪山に纏わる本を集め、
研究をされている西原さんに会いに、行ってきました。
「ずっと気になっているけど、できていなかったこと」をする機会が、最近あり、
その一つがヨガ。
そして、もうひとつが、大雪山の昔のお話を知ること。
山の形成や高山植物の名前、登山コースのこと、大雪山での服装や装備。。
そして、一般的な歴史については、大雪山と関わるようになってから、慣れ親しんで
きましたが、「大雪山とアイヌの人々との関わり」を調べようとはじめたのですが、
大雪山を探検や調査した人々の話しが圧倒的に多いです。
大雪山に関わってきた大物達の名前は知っていたものの、ストーリーと文章、
そして、その行動力や山への愛情、(ロマン!?)に感銘を受け、
どんどん、大雪山ストーリーの魅力にはまっています。

 

 

「・・・しかし、雄大なスケールの中に一種神秘的な一方、伝説的な超越的高邁さを持った姿で私に接してくれるのは大雪山以外にまったくないことをこれら(アラスカの山やチロル、ヒマラヤ、富士山、信州など)の山々は教えてくれた。(中略)一度この山の自然に抱かれた人はもちろんのこと、この地方の人々は私と同様、朝夕大雪山のこの雄大な高邁な姿を長め、親しむ家に大雪山の讃美者となっていくのである。」~速水潔

 

西原さんのオフィスには、本で見たことのある、
貴重な、この世に1冊しかない、というお宝が沢山ありました。
今さら、こんなに大雪山にまつわる書籍にはまるなんて。。。

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しかも、書誌を集めている東川町の取り組みがまた、素晴らしい。
西原さんも、「これは、青木さんのような人が読むべきです。。」と本や資料を
沢山くれました。
それにしても、「大雪山の父」と呼ばれる小泉秀雄氏の直筆の資料。。。
素晴らしかった。大変丁寧なお仕事をされていて、紙も、レントゲンのフィルムを入れいた
黒い紙を成形して作ったのでは?という資料は、アート。

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大変貴重な物を見せていただき、今日は、素晴らしい1日となりました。
ガイドのない休みの日は、また、西原さんのオフィスで、
大雪山の昔に浸りたいと思います。
登山ガイド中は、私の大雪山うんちく話が増えるかも。。お楽しみに(笑)

 

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現代では、「バックカントリー」と知られている、山スキーのポストカード。

こんな素敵なポストカードと印。。。こんな素晴らしい時代があったなんて。

 

 


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