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Alone on the Wall

2016 May 11 th

Blog 8

 

最近、どうしても読みたかった本があります。
昨年、本場のカナダ、バンフマウンテンフィルムフェスティバルでも、
2ショット写真を撮ってもらった。。憧れの彼。
ロープを付けずにフリーソロに臨むアレックス オノルドさんについて
書かれた本です。
彼の、クライミングへの姿勢について関心があったのですが、
読んでみて、本当に素晴らしい本で。。というか、素晴らしい人だと思いました。
クライミング人生を通して気付いた、
世界や自然への思い。
そして、ただ岩登りをするだけの人生に喜びを感じならも、
社会や自然環境への貢献について、何ができるか常に考え、
そして、実際にアクション(行動)していること。
そして、それも、彼のクライミングスタイルやライフスタイルにも
影響していること。

 

私も、山のガイドをしながら、思うことがあります。
登山。。特に冬のバックカントリースキーは、
道具も高いし、なんて高級な遊びなんだ。。と。
そして、山に行って、楽しい、充実した時間を過ごせる半面、
「それだけで、良いのか??」と思う自分。
というのも、アフリカで暮らしていた経験があるからかもしれません。
生活の中でも、アフリカでの日々を基準にしている自分がいます。
(冷蔵庫もいらない、、、と思っている(笑))

 

ただ、ガイドをしながら確かなことは、
山に登ること、自然と触れ合うことで、
自分のことを知る、他の存在(人や自然)を思いやる、
日々の生活や人生への考え方のきっかけとなる。。ことです。

 

私の登山ガイドとしての経歴よりも、
世界(カナダやアフリカ)で暮らしていた経歴に関心があって、
参加される人もいます。

 

最近は実施していませんが、
大雪山の自然やケニアでの暮らしについてスライドショーをするときは、
自分のメッセージもダイレクトに伝えることができます。

 

私は、登山ガイドとして、自然や世界について発信してゆくことが、
ライフワークとなれば。。と日々精進。

 

このアレックスの本を読み、大変影響されました。
私も、40歳を迎える頃には、
何か形として世界や自然へ貢献できることを始めたいと思いました。
まずは、
自分のライフスタイルの中で、自然に負荷の少ない暮らし方を見つけだして
ゆきたいと思いました~
ここを訪れる人が、自己の生活でもできるヒントが隠れている。。
そんな空間作りをしてゆきたいです。
久しぶりに良い本に出会えました。

 

英語表記ですが、アレックスの「オノルド基金」については↓。
www.honnoldfoundation.com

 

 

 

 


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