台風な本州トリップ②一過からの移動編

 

さて、今日、台風がやってきます。

もし、今日さえやり過ごせば、明日の天気は、晴れ予報。

風も、午後にはおさまりそう。

もし台風の被害がなければ、午後には山に上がれるかも。。。

と願いながら、、、、

公共交通機関がストップする前の朝一で、駒ヶ根から伊那まで移動したかった。

車だと、たったの30分。

と、、予定は、、

昨夜、宿の人と酒盛りをしている間に「買い物ついでに送っていってあげるよ~」

宿には、私一人。

 

 

 

私もすっかり甘えてしまったのですが、翌朝の出発になると、意外と風や雨が強く、

「無理していく買い物ではない、、、」と、行った雰囲気。

すでに電車は運休してしまったし、、、、

こんな中移動するのも、両方の宿の方にも心配かけるので、もう1泊することに。

「ここは、台風がきても、比較的守られている」と言っていた宿の方のお言葉通り、

台風の爆風や大雨も感じずに、夜が過ぎていきました。

それでもニュースでは、台風が爪痕を残しながら、進んでいく様子が痛々しい。

あらゆる公共交通機関もストップ。

いた場所が、あまりにも穏やかだったので、こんな間近で被害が大きいとは、、、

本当に、他人事ではありませんが、実感が湧かないほどの穏やかさ。。

 

 

翌日は、まだ電車もバスも運休。。とういことでしたが、歩けば着く!と思い、

駒ヶ根の宿をでて、伊那へ向かいます。

唯一動いていた、駒ヶ根駅までのバスを待っていたら、近所の方が、

「山に行くのか?ロープウェイは運休だよ。どっから来た?北海道?そりゃ、不便だの~」と

声をかけてくれました。こんな、声掛けにうれしく。

 

 

駒ヶ根駅では、やはり運休。

天気も良いし、「歩くべ!」と13km=約2時間半と道のりを歩くことに。

仙丈ケ岳への林道バスの道も、一部崩落ということで、山へも行けないし、

トレーニング、トレーニング。

 

 

昨日の1日が信じられないほど青空で、仙丈ケ岳もきれいに見えます。

自分一人、バックパック背負って歩いていますが、

道路では、沢山の車が行き来しているし、穏やかだし、、、なんで?と思います。

 

 

歩くこと1時間半ほど。

休む場所もないので、とある無人駅「赤木駅」で休息。

きれいに見えすぎる南アルプスの山並みを眺めます。

すると、そこから伊那まで行くバスを発見。

今度は、バス旅です。

 

 

それにしても、行く場所行く場所、穏やかな日常です。

なじみある伊那に着くと、一安心。

少し、街ぶらタイム。

そして、またローカルバスを使ってお宿の「赤石商店」まで。

ツアー時に使う日をキャンセルしていましたが、山にも行けず、

急遽2泊させていただくことに。

宿も、キャンセルが続き、キャンセル料でもめているお客様もいる、、、など、

「こんな時に、お金とるんですか~!?」となったようですが、

宿の方に責任はありませんし、キャンセル料などの理解をして予約していると思うのですが。

ディズニーランドのホテルは、「キャンセル料なし」としたことがニュースになっていましたが、

大手ができることでも、個人商業にとっては、痛手です。

まだまだ、「お客様~第一」の日本の商業。違和感を感じます。

観光業者、、も、ある意味被災者。

私もそうですが、これから増えるであろう自然災害とその対応、、、

見直さないとな~と考えるできごとでした。

ただ、今回ツアー参加予定だったお客さん達は、みなさんキャンセル料に理解をしてくれて、

すばらしいお客さんたちに恵まれているな~と感じました。

 

 

さてさて、歩きながら色々なことを考えているうちに、

赤石商店へ到着。

ここは、宿のほか、色々な面白い企画をしていまして、

今夜は、映画上映があるということで、そちらも観賞させていただきました。

今回は、癒しのリトリート的な旅にはならなさそうですが、

人、考え、、色々な出会いや発見を引きつけているような気がします。

スピリチュアルな人間ではありませんが、「ひきつけの法則?」のように、

自分には会うことになっている人達なのかな~と感じることばかり。