救急救命士の野外講習

 

 

6月なのに、、寒い日が続きました。

ようやく初夏らしい気温と色合い。

札幌の救急救命士を育てる専門学校「吉田学園」の

野外救急講習の講師ガイド役として藻岩山へ。

私の師匠が18年続けているこの講習。

久しぶりのジョイントです。

 

なかなかない10代という若い世代との交流。

皆、素直で、、で、まだ子供っぽいところが残っており、

かと思えば、しっかりしている面もあり、

流石!救急救命士を目指す人材たち。

 

登りは、毎回同じコメントが、、、

「山登りなめてました~」

旭山記念コースは、アップダウンもしっかりあり、

急登もあり、しっかりした登山です。

札幌から一番近いアーバンマウンテン。

原始林も広がる素晴らしい山です。

 

下りでは、自分達の登山道具を使った搬送や、

羆への対応、ポイズンリムーバーなど、野外ならではの

救急対応を実践。

私の方は、、膝が痛い、足首が痛い、、という生徒が数人発生で、

サポーターしたり、テーピングしたり、リアル対応。

 

山では、何もなく無事下山してくることが多いですが、

本当に、それは、ただラッキーなだけかもしれませんね。

山での事故は、小さなトリガーが大きな事故、

命をも失う事態になり兼ねないということを、改めて認識ですね。

 

4月にガイド対象に羆講習を受けましたが、

昨年の道南であったような登山者が襲われる事故。

羆の研究者によると、

数年に数度、、毎年に一度は、、という発生レベルに

なることが予想されているらしいです。

私たちガイドにとって、冬は雪崩、、夏は羆。

いくらリスク管理をしていても、こちらでコントロールできない

自然の驚異です。

単独で登山されるお客様も多いですが、

冬も夏も、、単独行動は、リスクがより高いこと、、

本当にお気を付けください。