#3 大杉谷=大台ケ原縦走

 

 

久しぶりにゆっくりと寝たような気がする。

3時ころに、人が動き出す物音が響きだすが、

そんな早く出発する人もいないので、きっと小屋のスタッフさんなのでは。

。。ありがとうございます。

5時には、私たちも目覚め5時半からの朝食へ。

 

 

夕飯は4部制だったのに、朝食は、5時半~のみ。

どうやってこれだけの人の朝食を捌くのだろうと思っていたが、

早い人達は、5時くらいから食べ始めていて、

皆さん早く出発するので、5時半から食べ始めたのに、

6時には、朝食テーブルも空きすき。

窓からまぶしいほどの新緑のグラデーションと清流の音。

こんな贅沢な朝食タイム、、早く出発なんてもったいない。

 

北海道から持ってきた森彦コーヒーを飲んで、

ゆっ~くり。

したけど、6時10分。

6時半出発でも十分。

朝混みがちなトイレの混雑もないし、

今日も、やはり人少な目の登山道。

 

 

朝独特のマイナスイオンたっぷりの空気。

朝の光と色彩さまざまな新緑。

いきなり急登にはいるけど、ゆっくりゆっくり。

時間はたっぷりある。

そして

 

 

また、、というよりも、1日目よりも高度感たっぷり。

ツルツル度も増した鎖場。

昨日よりも緊張感も増す。

天気のよっては、逆ルートも考えたけど

これは、逆ルートはなしですね。

下りの方が、断然レベルアップ。。な道。

 

 

山岳会に入り、岩登り、沢登、雪山もはじめたAYK嬢は、

余裕ありげ、、というか、

本能のまま、沢やゴルジュに感動し、

目を離すと、そのまま飛び込んでしまいそうなほど、

目をキラキラ(、、ぎらぎら)させている。

前世は、河童だったのだろうか。。

ロッキーあきこは、慎重派。

 

こうゆう場所は、油断したら一瞬。

なので、AYK嬢の本能が勝ち、滝に飛び込まないよう、

「鎖は、両手で握れ~」と、喝。

一瞬のミスで命に係わるような場面、

自分で努力する必要のあることをしない場合は、

はい、私、厳しいですよ=

恨まれても良い、

私のことが嫌いになってツアーに来なくなっても良い。

安全を管理するのが私の役割。

無事に下山できること、、それがまずは第一です。

(AYK嬢に関して言えば、、、どMタイプ??

素直に聞いてくれるのが、彼女のかわいいところ)

 

 

このツルツル地帯を終えると、

次は、崩壊地。

まさに、落石してきた大きな岩がゴロゴロ。

この大杉谷峡谷、2004年の水害で6年も通行不可だったとか。

本当に、こんな環境で、整備して、歩かせてもらえること、

ありがたく感じます。

そして、近年の気候変動による豪雨などで、

またトレイルがクローズする可能性もあるのでは、、と。

そう考えると、本当に、今回歩かせてもらえて、よかった。

 

 

2日目も沢山の美しい滝たち。

滝100選の七つ釜滝。

クライマックスの堂倉滝。

一つ滝を超え、つるつるゾーンや森ゾーンを超えると、

また、足と耳で感じる滝の鼓動。

画像では載せれないけれども、

高度感あふれる吊り橋から、両脇に滝、、は、

感激しました。

 

 

 

さ、いよいよ渓谷パート最後の堂倉滝。

滝からの水しぶきと

きらきら光る滝の水と滝つぼ。

ここから尾根歩きパートに入るので、

ヘルメット着用も終了。

ツルツルの鎖場歩きの緊張も、もう無用。

ゆっくり贅沢な休憩タイム。