2021 大雪山グランドトラバース Day1

 

 

 

Day1 旭岳~白雲岳避難小屋

天気も、なんとか4日間持ちそうです。

朝は冷えたものの、登りにはちょうど良い気温。

旭岳と青空がしっかり待っていてくれました。

 

 

いよいよ登りはじめ。。。

なんだか、競争のような、、、そんな雰囲気が漂います。

登山のはじめは、身体も温まっておらず、

ゆっくりペースが良いのですが、みんな飛ばします。

足の長さが違うので、速く感じるのはしょうがないのですが、

それでもペースが速い。

 

 

そして、水休憩もなくノンストップ。

6合目あたり、はじめが急なので、身体ができるまで

ゆっくりペースで、、と助言しても、

そんなのは、もちろん聞きません。

 

 

あ~このペースで、4日間持つのかしら~

外国人だから、できるのか~

私は、このペースだと自分がへなってしまうので、

マイペースで行こう、、、

と、息が切れない程度に、のどが乾かないよう休憩も入れて

なんとか付いていきます。

 

 

今回は、「ガイディング」というよりも、リスクマネージメント係りなので、

先頭を歩き、誘導する必要もありません。

今回は、食事もそれぞれなので、私の荷物も通常よりもずっと軽いため、

倍速のペースでもついていけそうです。

 

 

旭岳への山頂へは、泊まり装備にも関わらず、2時間を切りました。

どちらかというと、山頂は寒いので、ゆっくり休憩をとらず、

標高を下げた裏旭岳で休みをとりたいのですが、

ここは、逆にゆっくり。。。

 

 

そして、また猛スピードで歩き始めます。

が、なんだか変なところで、普通の山に関係ない話で、

立ち話、、のような形でストップすることが多く、

なんだか、ペースができません。

これならば、歩くスピードを少し緩めて、

一定のペースで動いた方が、身体に負担がないんだけどな~

と思いつつ、、、

 

 

すばらしい景色を前に、

なんだか、ただただゴールへ向かってひたすら歩く、、

という。

 

 

もっと、ゆっくり味わいたいな~

と思いながらも、あまり遅れるのも、あれなんで、

私も短い脚をフル回転。

 

 

そうこう、Day1の野営地のある白雲岳避難小屋につきました。

それぞれのテントを張り、ゆっくり。

ですが、みんなで集まることなく、各々がテントで過ごします。

 

 

私は、小屋に泊まっていた冬バックカントリーガイドをしているという

外国人カップルと話が盛り上がり、会話を楽しんでました。

 

 

参加者の一人が、よい年齢(ほぼ私と同じ)なんですが、気性荒く、

会話の中に、Fワードが多い。

テント場で、ロープの外に出てしまい、

他の登山者から注意されて、「F×c× Off」と逆切れ。。。

本人は、テントの袋が風で飛ばされたから、とりに出てしまった、、、

と理由はわかりますが、

注意されて、そのリアクションないでしょう。。。

この登山者の方から、

「あの~ガイドさんですか~。植生守るロープの外にでていたので、注意したら、

「F×c× Off」と言われまして~、まいりました~」と。。

 

 

ソロハイカーって、、、、人と接することが苦手な人なのかも。

まったく、協調感なしの1日目でした。

 

 

「あと3日。。。」

カウントダウンしてしまった、、、私。