2021 大雪山グランドトラバース ~入山前

 

 

 

昨年、悪天で達成できなかった大雪山グランドトラバース。

今年は、「ガイドをつけない外国人ハイカーが必要な情報は何か」

を検証する事業として、再度トライ。

 

 

旭岳から十勝岳まで3泊4日。

本来ならば、富良野岳まで行きたいけれど、なぜか十勝岳より下山。

ご依頼なので、その通りにしますけど、

参加社的にも、「せっかくならば!」という声がでれば、

予備日使っていけるのかな~と。

(結局、そんな声は出てこなかった。。。涙)

 

 

参加者は、国内在住のソロハイキング歴ある(自称)“エキスパート”たち。

ミートして、翌日からの入山に向けて、

装備や服装の確認をさせてもらう。

本人たちは「エキスパート」なので、そんなことをする必要ないというが、、

ガイドとしては、絶対した方がよい。

 

 

海外の方は、自分の実際の経験やレベルよりも上乗せして申告してくる傾向。

今回もそう。

 

 

雨具が、、、ワークマン(涙)ワークマンプラスですらない~(泣)

「雨に濡れながら、普通は歩くよ」と一点張り。

そんなこと、この大雪山で、雪降ってもおかしくない9月の時季にしたら、

死にますよ=。

「冬山もやっているから、大丈夫」。。。

雪よりも、濡れて、風ふいて、低温が一番やばいです~

 

 

今回の山行の目的が、上記に述べた通りなので、

本人たちの判断に任せようかとも思ったけど、

一応、リスク管理のガイドがついているのに、途中で装備不備で下山、、するのも、

主催者側に色々言われそうなので、ここは、鬼説得。

 

 

やっとこ、モンベルで雨具を買ってもらえた。。

が、「薄いのがほし~」と、、、また頑固。

でも、値段を知ると、私が勧めたしっかりしている雨具を購入(こちらの方が安い)。

 

 

言葉に発することと、行動が伴わない。。。これも、外国人のクライエントあるある。

 

 

今回も、自分達は、エキスパートだと思っているから、なおさら質が悪い。

本当に経験している人達は、大雪山だろうが、どこの山にいくにも、

1日の中で四季が変わることがあるのを理解して準備しているし、

雨具も上下セパレートをしっかり持参してくる。

 

 

ミートからこんな調子。。。

今回は、なかなか手ごわい方たちだな~。

でも、これも仕事なので、、、頑張るか~

と1日目の入山準備が終了。

 

 

それにしても、大人になっても、会話中の「F」ワードが多すぎ、、、

あ~思いやられる。