世界一が多い 羅臼/知床

 

羅臼観光協会企画のFAMツアーに参加してきました。

知床といえば、「ウトロ」側に行くことが多く、

大きなホテルに、木道ばっちりな知床五湖。

羅臼岳も岩尾別温泉ルートから登ります。

 

羅臼側は、青年海外協力隊時代の友達がいるので訪れたことがあり、

友達が働いている「クルーズ」の話で、シャチのことを知り、

Mountain Flowでも「シャチ」の道東ツアーを企画するようになりました。

(ここ数年は、集客失敗していますが。。。涙)

それでも、知らないことだらけで、

今回は、羅臼のすばらしさ、北海道の素晴らしさを改めて感じてきました。

 

今回、羅臼に4日間滞在し、地元のガイドさんや観光協会や役場の方と

ご一緒することで、いればいるほど、どんどん羅臼を好きになりました。

(今スグにでも戻りたいほど)

 

トレッキングとして最適な「熊越の滝」と「羅臼湖」

ここは、駐車場がないので、限られた人しか行けません。

「羅臼湖」は、アラスカを感じるような雰囲気でした。

来年、さっそくツアー作ります!

 

そして、野生動物。。。

シャチが集まる密度も世界一。

マッコウクジラを見れる確率も世界一。

世界にここ(道東)にしかいない、シマフクロウ。

その他にも、もちろんヒグマ、大鷲、オジロワシ、などなど、

 

北海道は、コンパクトながら地域性も自然も多様です。

羅臼は、さらに、あの小さなエリアながらも持っている「素」が

大型で世界的にも珍しものばかり。。。

 

そして、目と鼻の先の北方領土。

アイヌ文化に縄文文化。

漁師文化。

自然だけじゃない文化もユニークです。

 

ただ、これ羅臼にクルーズ船だけ乗ってシャチみただけじゃ感じません。

実際に自然の中を歩くこと、、、

そして何よりも、ガイドと歩くことで、より面白さやすごさを感じられます。

 

ただ、いくら素晴らしい素材があっても、キャパは限られていますから、

ウトロ側のように、木道整備や駐車場整備、ホテル建設、大型観光バスの誘致など、

そのような形の観光スタイルは似合いません。

ガイド付きで、質の高いツアーや滞在型が良いかと思います。

 

羅臼の現状の課題は、「ガイド」です。

素晴らしい素材があっても、それを料理できる地元のガイドがいないのです。

ウトロ側が、自然ガイド系含めガイド人数が50名。

羅臼側が、3名のみ。

 

今は、まだまだ漁で成り立っている町ですが、

鮭やイカの捕獲量が、年々減っているとのこと。

今後、漁だけでは難しい時代がくるのでは、と言われていました。

 

そんな「漁師」の町の雰囲気も、外から訪れる観光客にとっては、

若干不便だったり、滞在しずらさを感じてしまうかもしれませんが、

ガイドさんがいることで、そして長く滞在することで、

観光化されていない「リアル」な羅臼を味わうことの良さを感じられるのでは?と思います。

実際に、私がそうでした。

 

本当に羅臼は素晴らしい場所でした。

自分が、羅臼に移住してガイド業をしたいくらい魅力と可能性を秘めたエリアです。

ただ移住は難しいので、、、

来年は、まず①羅臼岳(羅臼側から)登山 ②羅臼湖と熊越の滝 ③海岸トレキング

ツアーをしてみたいと思います。

6、7月は、クルーズ船も入れてシャチやマッコウクジラも♪

 

その前に、今冬の流氷時季に、スノーシューとバックカントリースキー下見へGOです。

皆さん、私の「ガイド」頑張りますので、どうぞツアーご参加くださいね。

その方が、絶対に面白いです。