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台風18号

2017, Sep 19th

またしても、日本に大きな被害をもたらした台風18号。
先日は、北朝鮮によるミサイル。
なんだか、こうやって生きていること、生活していることが、
当たり前のように、そして、ぬくぬく、山へ行き暮らしていましたが、
自然や自分の力では及ばないことに対して、どうやって対面してゆけばよいか?
考えさせられ出来事が増えてきています。
昨年、私の住む東川町でも被害が大きく、そして大雪山エリアの多くの林道が崩壊した
台風の被害経験から、山自体ではなく、アクセス(登山口までの林道や道路)の移動にも、
大変敏感になっています。
今日も、旭岳でのご案内予定でしたが、台風で、登山中止、、ならば、観光へ。。とはいえ、
それさえも、リスキー。海外のお客様だったので、少なくとも中止の説明をしにホテルへ。。と
運転しましたが、途中で、風が強く、木々が大きくしなり。。倒木の危険も感じ、引き返し、
電話で中止のお伝えをしました。
海外の方は、台風を経験したことがないので、あまり事の重大さを感じていないようでしたが、
何があるかわからない。
何もない確立の方が高いように、感じるけれでも、見えないだけで、紙一重です。
登山もそうなのです。
安全で下山できた。。何もない=ように感じるだけで、リスクは沢山あります。
今回の台風により、
旭岳ではありませんが、十勝岳温泉へ行く道路は、倒木のため、通行止めになったようです。
(その日のうちに、通行止め解除されました。)
このような強風や大雨が積み重ねれば、土壌や木々は崩れやすくなっており、
また、勢力が小さくても次の台風の際に、崩れる。。。こんなこともあるのではないでしょうか=
ガイドしていると、「敏感」過ぎる、と思われますが、
このリスクを把握できて、それに対応できるかどうか?で、登山経験や技術が決まります。
山で、「登山歴○●年のベテラン」さんとか、ありますが、
長く、多く登っていればベテランさん、、ではなくて、
いかに、山のリスクを把握して対応できるか、、、それが決め手だと思います。
この時期の大雪山に台風。
特に、大雪山の悪天時は、大雪山に「噛まれ」ます(笑)
一気に冬山にもなりえます。
仕事がキャンセルになるのは、収入としては打撃ですが、
こうゆう時は、焦らずに、お休みすること=自然に反することはしない。
そしたら、また良いチャンスが訪れることでしょう。
大荒れの外の景色を見ながら、山ではどうなっているか想像しながら~
たまっていたBLOGを書いてみたり、
映画をみたり、
死んだように昼寝してみたり(笑)。。。
そんな青木の台風の過ごし方でした。

 


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